いつも微笑みを

 

いつも微笑みましょう!

しかし、日常生活の中を見てみると、心から楽しそうな笑顔、溢れるほどの活気に満ちた微笑はなかなか見ることがありません。 

 

ある調査によると、男性同士の場合、相手に微笑みかけるのは、わずかに22%、一方相手が女性だと70%の男性が微笑んでいるようです。

 

きっと男性は、女性に対していい印象をもたれたいと思っている傾向が強いのかもしれません。

 

 

 

【微笑みは人にどんな影響を与えるでしょうか】 

 

にっこり微笑みかけられると、人はいい気持ちになるものです。

 

微笑みは相手に積極的な影響を与えるのです。質問者がにっこりとして意見を求めると、積極的な答が返ってくる傾向があります。

 

微笑を絶やさないように、と社員教育をおこなうと、売上が20%アップするといわれます。

 

ある企業は、「毎日出勤してきたら、にっこりして職場に入れ」と管理職に言っています。「それがその日のテンポを決めるからです」「その日1日の従業員の気分も、これで決まるのです」「管理者の笑顔で、部下は安心して仕事に専念できるのです」

 

朝、上司が暗い顔で入ってくれば、何か悪いことがあるんだな、という感じを従業員に与えてしまうでしょう。 

 

人々は、リーダーに「すべて順調」というサインを求めているのです。

 

こういった印象を与えるのが「微笑み」なのです。

 

無表情や深刻な顔は、正反対の印象を与えてしまいます。 

 

 

「微笑み」もコミュニケーションの一つなのです。

 

微笑みは、相手に会えてうれしいとか、すべては順調に進んでいるとか、生きることは素晴らしいとか伝えているのです。

 

深刻な問題に直面することはありますが、それにも楽しく取り組みましょう。 

 

微笑には、人との出会いの印象を決めます。

 

通りすがりの見知らぬ人でも、自分の子どもでも、注文のことで苦情を言いにきたお客さまでも、工事現場で安全を守ってくれる警備の人にも、その出会いは楽しいものになります。 

 

それなのに、微笑むことを忘れていませんか。 

 

 

 

【実行しましょう!】 

 

微笑みは、顔に書いた自分の考えです。

 

楽しい気分を活き活きと表現する手段です。

 

それは心の中から湧いてくるものです。 

 

相手に好意を持つように心がけ、その心構えを微笑みとして表現しましょう。

 

大切なのは実行することです。

 

 

 

家族に微笑みましょう。

 

出勤途中の交差点で、イライラしているドライバーにも微笑みかけてみましょう。

 

職場の人たちににっこりしましょう。

 

エレベーターや道路、お店で出会った人たちにも笑いかけましょう。

 

事務所の人、配送の人、窓口の人、営業の人、ご近所の人たちにも微笑みかけてみましょう。

 

 

 

あなたは気づくでしょう。

 

相手も微笑み返してくれることを。

 

「ありがとう、あなたのおかげで楽しい一日になりました」

 

「あなたが私を大切な人間だと認めてくださったおかげで、自信がもて、とても勇気づけられ、明るい気分になりました」と言っているのです。 

 

時には、怪訝な顔をされる人もいるでしょう。きっと微笑みかけてくれる人に慣れていないのかもしれません。

 

 

 

【心から微笑むために】 

 

微笑む習慣を身につけてみましょう。 

 

鏡に自分の顔を映し、心の中の楽しさや、明るさ、希望を微笑みで表してみましょう。 

 

どうも自分の笑顔はよくない、と思うかもしれません。

 

その顔は、「感情を表すのはどうも苦手だ」といっているのです。

 

心の中を人にさらけ出すことをためらうのは当然です。

 

しかし、この感情が強すぎると、笑顔はこわばった、ぎこちないものになってしまうでしょう。 

 

上手く笑えなければ、少し練習をしてみてください。

 

目眉も、口の両側も使って、にっこりしてみましょう。

 

 

 

そして、くつろいだ気分で、心から笑いたいと思ってください。

 

あなたの人生に、そして、他の人の人生に喜びと明るさを加えようという願いを込めてください。

 

笑顔ほどやすい贈り物はありません。 

 

失望や落胆の淵に沈みそうになっても、微笑む習慣が身についていれば、乗り越える力が湧いてきます。

 

 

 

人生が歌のようによどみなく流れているときに楽しい顔をするのは優しい。

 

しかし、価値ある人は、すべてがうまく運ばないときになお、微笑もうとする人である。

 

よく頑張ったけどうまくいかなかったね。でももう一度一緒に頑張ってみようではありませんか。

 

 

 

自分のために、そして人のために、今日という日を幸せな日にしましょう。 

 

人のために、良い考えを提供し、体を使って奉仕をし、才能を持って貢献し、たとえそれができなくても、にっこり笑って人を幸せにする。

 

にっこり笑えば、みんなが気持ちよくなる。

 

 

 

微笑みは、みんなに力をくれるものなのです。