[2001/4人権啓発ニュース地球船]

  

私たち

 東京ガスグループの

 リーダーシップとパートナーシップの

 ガイドライン

 

   東京ガスは、環境にやさしい天然ガスを活用し、多様な形態によるエネルギーの提供を通して、首都圏地域で生活する人々の快適な都市生活の創造に貢献することを使命とする企業です。

   私たちは、日々の事業活動を通して、私たちの持っている力のすべてを活用し、その使命を達成するとともに、さらに、総合エネルギー産業としての事業の充実と拡大を目指していきたいと考えています。

   そうすることにより、東京ガスがすでに供給している880万件のお客さまをはじめ、首都圏生活者のすべてを東京ガスグループの市場としてみなしていきたいのです。(2018年12月現在10678千件)

   21世紀の新しい街づくりの生活基盤となるエネルギー供給体制の整備と安全で安心して暮らせる豊かな生活空間を提供することは、私たち東京ガスグループに課せられた大きな課題であるとともに、公益企業としての当社に期待される社会的役割でもあるのです。

   この社会的役割を果たすために、私たち東京ガスグループで働く一人ひとりは、全てのお客さまに、最新の技術と高質のサービスを幅広く提供しています。

   東京ガスグループでは、環境にやさしい天然ガスの供給をベースに、便利で快適な住空間の提供、個性豊かなライフスタイルの実現をサポートするために、都市生活者の視点に立ったプロフェッショナルな提案とお客さまニーズの実現を様々な形で展開しています。

   東京ガスグループで働く私たち一人ひとりが、日々の事業展開の中での、豊かな知識と経験の中で培った能力、革新力、誠実な仕事振りは、お客さまをはじめとする地域社会からの信頼を強固のものにしています。

 

   私たちは、お客さま、株主、従業員、取引先、地域社会そして国際社会にとっても魅力ある存在でありたいと思っています。

 

◇私たちは、お客さまに対して、高質なサービスを提供することを約束します。

   私たちは、日々の行動を持ってそれを示したいと思っています。

●お客さまの利益のために、これまで培ってきた知識・ノウハウと経験を駆使します。

●お客さまのみなさまは、私たちのアドバイスと商品・サービスに高い質を求めており、

   お客さまの利益のために、私たちは常に最大の努力をもって行動します。

 

◇私たち東京ガスグループに対する株主からの信頼に常に応えていかなければなりませんせん。

 株主の投資に対する配当と株価の保証は、私たち東京ガスグループにおける企業活動の中心課題の一つなのです。

  

◇私たち東京ガスグループで働く一人ひとりは、私たち東京ガスグループの企業活動が成功する活力なのです。

 そのためには、東京ガスグループで働く私たちは、一人ひとりが任せられた責任を果たすための具体的な目標を持ち、一人ひとりが、東京ガスグループを構成する一員であり、その属する企業を代表しているという自覚を持って行動することが必要なのです。

  

◇私たちは、どの地域で働いていても、どのような責任を果たしていても、どの事業所に属していても、東京ガスグループが事業展開している地域社会の頼れる存在でいたいのです。

  

◇私たちは、確実な利益を上げることを目指しており、しっかりした利益のあがるよう経営管理システムと活力あふれる組織運営を可能とするシステムを持っています。

   私たち一人ひとりが、責任を自覚した業務遂行の中で、市場からの的確な情報を得ることにより、東京ガスグループの未来を切り拓くために必要な判断を可能にします。

  

◇新しい公益企業としての事業展開、地域社会への貢献、相互信頼、個人の尊重を大切に思う考え方は、私たちが培ってきた東京ガスグループの伝統なのです。

  

●私たちは、事業計画の目標達成はもとより、経済社会と地域社会に対する社会的役割を果たす事への責任を自覚しています。

国際社会が取り組んでいる環境問題や人権問題への取組み、地域活動への支援、文化的活動、ボランティア活動へのバックアップ等は、私たち東京ガスグループが大切にしていきたい取組みの一つです。

  

  ここに掲げるリーダーシップとパートナーシップの考え方は、私たち東京ガスグループで働く一人ひとりが達成すべき共通の基準となります。

  

<お客さまの満足>

 

   お客さまは、私たちの最大の関心事です。

   私たち東京ガスグループの事業活動の成果は、お客さまの満足が基本です。

   急速の変化する市場や激しくなるエネルギー競争の時代に、私たち東京ガスグループは、お客さまを満足させ、信頼を通して、さらに新しいお客さまを獲得することに挑戦しています。

   私たち東京ガスグループは、お客さまに対して、的確で好意的で親しみを持った態度で対応します。このような対応振りが、継続的なお客さまからの信頼を獲得することにつながります。

   お客さまとの関係における誠実さが、私たちの最高の役割を果たすための方法なのです。

   お客さまの利益と矛盾があってはならないのです。 

 私たちができる最大の努力を通してお客さまの利益を実現することが、私たちが最優先とすべき事項なのです。

  

<私たち一人ひとりが『東京ガスグループ』そのものなのです>

 

   東京ガスグループで働く一人ひとりは、それぞれが任されている役割を通して、東京ガスグループの成功に貢献しています。

   私たち一人ひとりの努力や自信を持って行動する力は、チーム全体の努力と組織力同様に重要なのです。

   チーム全体の力をいかんなく発揮するためには、力のある人たちが、経験が未熟であったり、まだ十分力が備わっていない人たちを支援し、企業の総合力を高めていくためのリーダーシップを発揮しなければなりません。

   私たちは、企業に期待されている社会的役責任を重視しています。

   東京ガスグループで働くすべての人たちは、国籍や民族、宗教、性別、障害、出身地、経歴の違い等に関わらず、その人が有している能力と適性・意欲に応じて、働く機会と育成の機会は同等に扱われます。

   東京ガスグループで働く人たちは、その所属する企業や契約形態の違いによらず、すべての人が東京ガスグループの成功に貢献する人たちであり、その意味で同等の扱いを受けます。

  

<リーダーシップは、良い手本を示すことです>

 

   私たち東京ガスグループで働く一人ひとりは、良きリーダーシップを求めています。

   リーダーとしての立場は、資格や社会的地位を意味するのではなく、与えられた役割の責任を果たすために具体的な行動をおこなうことを求められているのです。

   良きリーダーは、与えられた権限と情報を駆使するとともに、チームの一人ひとりの特性を十分に発揮させ、必要があれば権限を委譲する中で、チームの総合力をもって課題を達成します。

   リーダーは、決して権威を与えられるのではなく、リーダーとしての資質を持っていることが求められます。

   リーダの資質とは、業務遂行上はもとより、人格的にも、東京ガスグループで働く人たちの手本として行動することなのです。

   職場のマネージメントを期待される人にとって、リーダーとしての資質は、業務遂行能力と同様に重要なのです。

   この二つの資質は、東京ガスグループで職場責任者を人選する時の必須の要件なのです。

  

<私たちは、チームとして働きます>

 

   私たちが東京ガスグループで、チームとして働く時に大切なことは、どの職場で働いていても、東京ガスグループの一員として、心からの協力体制が必要なのです。

   私たちの共通の目標が最も達成されるのは、私たちが持っている知識、経験、能力がいかんなく発揮されて、初めて可能なのです。

   東京ガスグループでは、様々な部門で働く人たちが、持っている情報やアイディアを交換し合って、お互いの業務達成に貢献します。

   お互いの意見や利害が対立する場合には、お客さまの求めることを実現するために取り組めば、必ず解決策は見つかります。

   チームで働く一人ひとりが行う実現可能で実効性のあるすべての行為は、事業活動そのものなのです。その中で、市場に一番近いチームは、市場のニーズに最も適応する柔軟性を持ち、その成果も容易に確認することができるのです。

   チームの一員として働くということは、チームに所属する一人ひとりが自らの役割を自覚しながら、積極的にその責任を果たすとともに、友好的な態度で接することにより他のチーム員や東京ガスグループの人たちからの信頼を得ることを意味します。

   この業務に対する態度は、企業の成功をもたらし、自分の価値を高め、仕事へのやりがいにつながります。

  

<仕事の結果は質と量の両方で評価されます>

 

   東京ガスグループの職場責任者には、企業家としての行動を期待します。その活動は、チームの成果によって評価します。

   リーダーの積極的な業務遂行は、東京ガスグループへの信頼を高め、企業の発展と成長につながり、そのことが私たちの将来に向けての必要な人材を確保することにつながるのです。

   職場責任者としての活動の成果は、数値だけでは評価できません。働く人たちの満足、若手の育成、未来への準備も同様に重要なのです。

   東京ガスグループのすべての部門、すなわち、各協力企業、関係企業、支店、支社、工場、導管NC,ガスライト24、各戦略本部、スタッフ部門、研究部門、そしてすべてのグループやチームは、東京ガスグループ全体の責任ある一部として、グループを構成していることを認識し、その責任を果たすために運営されなければなりません。

   各部門は、それぞれ与えられた責任に応じて行動することが求められます。

   東京ガスグループで働く人たちの仕事における能力・適性と責任は表裏一体なのです。仕事やプロジェクトは、市場との関係を基本として決められ、可能な限り権限が委譲されます。

   この様にすることにより、一人ひとりが、自分の持っている能力や適性を発揮する機会を与えられ、仕事に責任を持つようになり、その結果、会社、個人の双方を一層成長させる結果となります。

  

<仕事は、明確な目標に向かって行われます>

 

   東京ガスグループの職場責任者の行動は、明確な目標に向かって行われて、初めて成功するといえます。

   すべての職場責任者の役割は、行動の目標を決定し、職場で働く仲間とともに目標を達成しながら、さらにその目標を一層発展させることなのです。

   目標は希望のあるものであって、かつ実行可能なものである必要があります。

  

<信頼のある人選>

 

   東京ガスグループの職場責任者は、責任を持って、協力体制をつくり、目標を達成できる人に仕事を分担します。仕事を引き受けた人は、誰であれ、その結果に責任を持ちます。

   職場責任者は、各人に、その能力と適性を成長させる機会を提供します。その結果、職場で働く人たちは、主体的・意欲的に仕事における力量を高めるための自己啓発に取り組むことを奨励されます。

   職場責任者にとって、職業上のスキルと部下指導・育成上のスキルは、同等に、リーダーシップのために欠くことのできない重要な能力なのです。

  

<情報の共有とコミュニケーション>

 

   東京ガスグループで働くすべての人にとって、十分な情報を与えられて、初めて責任を持って仕事に打ち込め、責任遂行のための的確な判断ができるのです。

 したがって、その職場責任者も、そのもとで働く人たちも、必要な時に、仕事を完成させるために必要な情報を与えらます。

   誰でも、任された分野にかかわらず、自分が果たすべき役割が全体の中でどの様な役割を果たしているかを知るための情報が必要です。

   このために必要な基本的情報は、職場責任者から提供されますが、一人ひとりの主体性も要求されます。

   自分に任された仕事を遂行するために必要な情報は、社内外から積極的に収集することが求められます。

   この中でも最も基本的な情報は、あらゆる機会での東京ガスグループで働く人たちの間でなされる意見交換と議論によって提供されます。

   なお、東京ガスグループで働くすべての人は、業務上知り得た情報を、東京ガスの情報セキュリティのガイドラインに従い活用します。

  

<努力した結果は評価されます>

 

   東京ガスグループで働く人たちは、誰であっても、その努力を感謝されます。

   良い仕事が評価されるのは当然であり、明確に評価されるべきです。期待に添わない仕事についても、同様に具体的に評価されるべきです。どちらの評価も、働く人たちに、自分の力を正しく認識させることに役立つのです。

   このことは、さらに、私たちの弱点を克服する力となり、成長のための次なるステップの方向を示すことになります。

   リーダーは、職場で働く人たちの努力に常に関心を持ち、その努力を評価しなければなりません。評価は、厳しくとも、明日に希望の持てる心のこもったものでなければなりません。具体的で的確な指導が、明日への力を生み出すのです。

   この取組みは、目標の設定、業務遂行と報告、課題解決に向けた意見交換そして的確な判断のあらゆる場面で展開されなければなりません。

  

<仕事の再点検は、明日からの取組みの方向を示してくれます>

 

   東京ガスグループの職場責任者は、常に業務遂行の状況をモニターし、目標達成の状況について再確認します。

   その結果、期待に達しない状況があった場合には、その原因を明確にし、目標達成に向けた今後の方向を決定し、職場に徹底します。

   チームで決定した目標を尊重しつつ、仕事の内容や進め方について再検討します。

   この中には、当然、部下への具体的指導も含まれていることは言うまでもありません。

  職場責任者の確実な業務管理は、チームで働くすべての人たちにとって、安心して働ける条件であり、自信を持って働く力につながるのです。

  

<誤りから学ぶことは、明日への大きな力となります>

 

   あらゆる予防的措置にもかかわらず、誤りが起ってしまった時は、その事実に真摯に向き合い、迅速にその解決に努力しなければなりません。これができない場合には、直ちに上司に報告し対応への助言を求めなければなりません。

   誤りは、将来の進歩に役立つことがあります。

   報告は、迅速かつ正確であることが必要です。

   特に、企業のリスクに関することについては、遅い報告、不正確な報告は、はじめの誤りより大きな問題となります。

   そのことは、企業のブランドイメージに大きなダメージを与えることにつながります。

 もし、その誤りが市場に影響するときは、遅滞なく経営トップまで報告を挙げ、情報の開示等の必要な対応をしなければなりません。 

  

<権限を越えて行われた行為は、職場責任者が共同責任を持ちます>

 

   与えられた権限を越えて行動を起こした人は、直ちにその旨を上司に報告しなければなりません。

   もしも、与えられた権限を越えて行動することが必要とわかり、客観的にその行動が適切であったとされるならば、上司はそのことに共同して責任を持ちます。

  

<グループ内のトラブルは、直接、当事者同士で公正に解決を図ります>

 

   グループ内で働く人たち相互の意見や利益が対立することは、良くあることです。

   リーダーシップやパートナーシップに関しての対立を解決するためには、それらについてお互いが話し合わなければなりません。

   個人的なことで先入観を持たぬよう、常に、東京ガスグループで働く職場責任者や働く人たちは、自分の力量を高め、お互いを公正に見るように努めなければなりません。

   公正さとは、お互いに話し合うことであり、お互いの主張をし合うことではありません。

   もしも、対立が、当事者同士の話合で解決されない時は、いずれの立場の人も、問題の解決を求めて、さらに、上司や相談窓口に相談することができます。

  

<個人の育成に欠かせない指導・育成のための面接>

 

   東京ガスグループで働く人たちは、自分の地位における明確な指導・育成を受ける権利があります。

   このためにも、日常の的確な評価の積み上げがリーダーシップの基本となります。

 指導・育成のための面接は、必要に応じて適宜実施することが必要です。

   日常の面接において、上司は、部下の業務上の強みについて誉め、弱みを克服することについて部下と話し合います。

   さらに、面接では、業務遂行上求められる特定の能力を、教育・訓練や新しい仕事を担当することによって、また、リーダーの適切な指導を通して、東京ガスグループで働く一人ひとりが、どのように育成されるかが検討されます。

   有効にリーダーシップを発揮し、公正な指導・育成を行うためには、一人ひとりの仕事への希望や関心事についても、視野に入れ的確に行われることが必要です。

  

<将来の協力体制を構築するための定期的面接>

 

   定期的に実施される面接は、日常的に実施される評価のための面接と同様に重要です。

   期毎に、あるいは年毎に定期的に実施される面接は、職場責任者が部下と一緒に、その期の成果を評価するとともに、これまでの業務を見直し、これからの職務上の目標を確認し合うとともに、将来のチームとしての協力体制に焦点を絞ります。

   定期的面接は、同時に、部下の個人的努力目標についても話を聴く機会とします。

 

<学習と柔軟な思考は、東京ガスグループの発展に欠かせないものです>

 

   市場の発掘、新製品の開発と技術革新は、私たち東京ガスグループに新たなビジネスチャンスをもたらします。

   競争力を持ち続けるためには、常にこれらの発展に積極的に関わらなければなりません。

   このためには、私たちが強く求めている、市場ニーズの変化に柔軟で前向きに対応できる力が必要なのです。

   さらに、私たちは、能力のあるかぎり、新しい知識を吸収し、新しい技術に慣れ、新しい価値観に触れるよう期待されています。

   東京ガスグループに働く私たちは、各部門で丹念に作られた計画を実行することを通して、与えられる責任の変化によってキャリアを充実させることができ、それを通じて、仕事の内容もグレードを高めることができるのです。

   一人ひとりが、その業務適応能力を高めるためには、仕事のローテーションが重要です。

   営業やサービス部門の仕事上のローテーションと同様に、本社・支店・支社・本部間のローテーションも重要です。

   しかし、仕事のローテーションが重要なのと同じように、長期間にわたるお客さまとの信頼関係や長い間に培われた専門的知識については、継続性を重視し、評価します。

  

<育成への投資は、将来の成功を可能にします>

 

   東京ガスグループの現在および将来の成功は、社員教育により実現します。

   教育とは、集合研修や職場でのOJTなど、あらゆる場面を通しての社員育成を言います。

   教育を行うには、当事者の積極的参加とそれに要する時間、有効な内容とそれに必要な設備(舞台装置)が必要となります。

   教育は、職業上のニーズと個人的ニーズが必要です。教育にあたっては、各社員の能力・適性を確認しながら、育成の方向を明確にし実施することが求められ、その業務遂行能力と適応力が、常に向上できる機会を与えることを目的として実施されます。

   入社時の基本教育においては、社員が自分のキャリアとして求められるものについて明らかにされます。

   その後の教育は、プロとしての専門性を高めることに向けられ、日常の仕事を通して職場責任者の的確な指導の下に計画的に実施されるとともに、社内セミナーや外部の研修に参加する機会を提供されます。

   リーダーは、教育をより効果あるものとするために、事前にその目的を参加者に伝え、目標を明示するとともに、事後の報告によりその成果を確認し、日常の業務遂行での一層の活用を期待します。

  

<新しいことへの挑戦は、育成への大きな力となります>

 

   社員が持つ潜在的能力を業務遂行能力へと高めるためのもっとも効果的な方法は、責任ある仕事にできるだけ早い段階で担当させ、具体的な仕事やプロジェクトを遂行する中で能力が発揮できる機会を与えることです。

   組織としての発展を目指した育成努力は、不足している力を期待に応えられるものとするために使われます。職場責任者は、自分の部下を育て、プロとしての意識を向上させなければなりません。

   当然、育成においては、各社員の自己成長への意欲と進取性とが最も重要なことです。

 職場管理者は、部下が、その部所を離れても自分の能力を発揮し、東京ガスグループの利益のために貢献できるかどうかで評価されます。

  

<新しい公益事業を実現するためのリーダーシップと

             東京ガスグループで働く人たちの協力体制づくりに向けた共通の基準>

 

   東京ガスグループは、110余年の歴史の中で、首都圏の生活者からの信頼を受けながら、発展してきました。

   今日、東京ガスグループを取り巻く事業環境は、国内外の価値観の転換により大きく変化し、新しいエネルギー競合の時代を迎えています。

   このことは、東京ガスグループで働く私たちに、視野を広め、常に、価値観の多様化が進む社会の動きにアンテナを張り、お客さまニーズを敏感に感じ取るとともに、これまで培ってきた知識とノウハウに新たな知識を重ねあわせ、私たちの仕事に柔軟かつ迅速に適応していくことを求めているのです。

   東京ガスグループの各部門で展開されるこの取組みは、地域社会の中で、お客さまから選ばれる企業となり、さらに、株主や従業員、取引先、地域社会の利益の実現へとつながっていくのです。

   この多様化する社会において、『東京ガスが提供するエネルギー環境』がお客さまや、地域社会から選ばれるためには、東京ガスグループの中の絆を強め、そこに働く人たちをひとつに結びつける共通の行動基準が求められます。

   これらのリーダーシップとパートナーシップのガイドラインは、その実現の大きな力となるものとして、私たち東京ガスグループで働く仲間たちの共通の行動基準として自分たちのものとしたいのです。