『雨は一人だけに降り注ぐわけではない』 ヘンリー・W・ロングフェロー (アメリカの詩人)
幸せのヒント 「不幸な出来事があった時」
「自分だけじゃない」
「他にも同じような経験をした人はたくさんいる」
「(世の中には/人生には)こういうこともある」
「こういう時もある。今つらいのはしかたがない」
「いずれ平穏に暮らせる時がきっとやってくる」
このような考え方ができれば、少しは不幸な気もちが小さくなるのではないでしょうか。
そしてまた、誰の上にも陽が射す時がある、ということでしょう。
『賢人は、妨げうる不幸を座視することはしない一方、
避けられない不幸に時間と感情を浪費することもしないだろう』 バートランド・ラッセル 「幸福論」(岩波文庫)より
幸せのヒント 「避けられない不幸」
思いがけない不幸
不幸な結果のリスクがあること
さだめられた不幸
回避できる不幸に対策するのは大事なことです。
不用意に不幸になってしまうのは愚かなことでしょう。
人生には避けられない不幸もあります。
将来の避けられない不幸のために、長い時間心配し、幸せに過ごせる時間を減らしてしまうのは愚かなことなのでしょう。
既に起こってしまった不幸な出来事をいつまでも嘆いて、幸せに過ごせる時間を減らしてしまうのも愚かなことなのでしょう。
限られた人生の貴重な時間を、必要以上に不幸な感情で過ごしてしまうのは、“人生の浪費”と言えるのかもしれません。
『じたばたしたり苦しんだりした時は、実はチャンスなんだ。
自分になにが起きているかをしっかり観察すると見えてくるものがあるみたいだ』
小泉吉宏 「ブッタとシッタカブッタ」(メディアファクトリー)より
幸せのヒント 「苦しい時は、自分を知るチャンス」
何が自分を苦しめているのだろうか?
現実か? 自分の欲か? 自分の考え方か?
苦しみを少しでも軽くするためにできることは?
現実を変えることか? 欲をなくすことか? 考え方を変えることか?
痛みは身体に何か問題があることを知らせてくれます。心の痛み(イヤな気もち)は心に何か問題があることを知らせてくれるのではないでしょうか。
苦しい時に、自分の心(の動き)をしっかり観察してみれば、幸せになるヒントが見つかるのかもしれません。
『災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候。
是ハこれ災難をのがるる妙法にて候』 「良寛」(水上勉/中公文庫)より
幸せのヒント 「不幸を最小限にする」
災難に遭ってしまうことはあります
すでに起こってしまった災難を取り消すことはできません
災難にあわてふためいたりしてしまうと、
過った対処をして災難を大きくしてしまうかもしれません
少なくとも心の中では災難が大きくなってしまうでしょう
起こってしまった不幸には、「こういう時もある」と受け入れ、少しでも落ちついて対処できたほうがいいのではないでしょうか。
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